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社内ナレッジ検索AI比較|Glean・Notion AI・Guru・PKSHA AIヘルプデスクの違い

複数の社内情報源を検索し、根拠のある回答へつなぐナレッジ検索AIのイメージ

要点

  1. 4製品は同じ検索AIではなく、複数アプリの横断検索、Notion内の知識活用、ナレッジの検証、社内問い合わせ処理という異なる業務を中心に設計されています。
  2. 情報の場所が分からないならGlean、Notionに情報が集まっているならNotion AI、更新責任を明確にしたいならGuru、問い合わせ受付から解決まで整えるならPKSHA AIヘルプデスクが候補です。
  3. 料金はNotionの公開単価と個別見積もりの製品で条件が異なります。利用人数だけでなく、接続先、AI利用枠、導入支援、問い合わせ業務の範囲を揃えて比較します。
目次

社内の手順書、議事録、チャット、FAQが複数のサービスに分かれていると、社員は「どこに書いてあるか」を探し、見つからない情報は詳しい人に聞くことになります。社内ナレッジ検索AIは、こうした情報へのアクセスを助けますが、製品によって情報の集め方や回答後の運用は異なります。

先に結論を言うと、複数の業務アプリを横断して探すならGlean、Notionを情報の中心にしているならNotion AI、回答の根拠となる知識を検証・更新したいならGuru、社員の問い合わせ受付から有人対応やFAQ化まで整えたいならPKSHA AIヘルプデスクが候補です。各社の公式情報を2026年11月6日時点で確認し、機能と料金の違いを整理します。

4製品の違いは「探す範囲」と「回答後の運用」にある

4製品とも社内の質問に答える機能を持ちますが、解決しようとする業務課題は同じではありません。比較では、情報源の広さだけでなく、情報の正本をどこに置き、答えが見つからないとき誰が対応し、知識をどう更新するかを見ます。

製品中心となる役割主な情報の扱い回答後の運用検討の起点
Glean複数アプリを横断する社内検索とAIアシスタント接続した業務アプリや文書を検索し、元システムの権限を反映回答の出典を確認し、関連する人や作業につなぐ情報が複数ツールに散在している
Notion AINotionのページやデータベースを中心にしたAI活用Notion内に加えて、利用可能なAI Connectorの外部アプリを検索検索結果をNotionのページ、データベース、仕事の整理へ活用社内Wikiやプロジェクト情報をNotionに集約している
Guru信頼性を管理するナレッジ基盤とAI検索Guruのナレッジカードと外部ソースを横断して回答担当者の確認やAIの検証ルールで情報の状態を管理古い回答や重複情報の更新責任が曖昧
PKSHA AIヘルプデスク社員問い合わせの受付と解決プロセスFAQや社内文書を使って質問に回答し、Microsoft Teamsに窓口を集約有人対応へ引き継ぎ、対話ログからFAQ候補を作る総務、人事、情報システムなどへの定型問い合わせが多い

社内検索AIでは、既存の情報源を接続し、利用者の閲覧権限を確認したうえで、根拠付きの回答を返し、元情報の更新を検索へ反映する流れを設計します。図に示した4段階のうち、製品ごとに強みや運用範囲が異なります。

社内の情報源をつなぎ、閲覧権限を確認し、根拠付きで回答し、情報更新を検索へ反映する流れ
社内情報源を接続し、利用者の閲覧権限を確かめて、根拠付きで回答する。元情報の更新を検索へ反映する運用までが、検索AIの基本フロー。

この4段階では、Gleanは接続した情報源の横断検索と権限反映、Notion AIはNotionと外部アプリの知識活用、Guruは知識の検証、PKSHA AIヘルプデスクは問い合わせ対応とFAQ生成に重点があります。必要な役割が定まらないまま製品名やデモの印象だけで選ぶと、導入後に更新担当や有人対応の手順が決まらず、回答を使い続けられないことがあります。

各製品は情報を集める場所と改善の仕組みが異なる

Gleanは複数アプリに散らばる情報を横断して探す

Gleanは、社内で使うアプリや文書をつなぎ、文書、メッセージ、チケットなどを一つの入口から検索するエンタープライズ検索を軸にしています。自然文の質問から出典付きの回答を返すほか、関連情報を持つ人やチームを見つけ、要約や業務用の下書きに使う機能も案内されています。公式ページは275以上のアプリコネクターを掲げ、検索結果では接続元のアクセス権限を尊重すると説明しています。対応アプリの数だけで判断せず、自社のテナントや利用中のプランで必要なコネクターを使えるか、どの範囲まで同期できるかを確認します。Gleanのエンタープライズ検索とコネクターの仕組み

向いているのは、Slack、Google Drive、Microsoft 365、CRMなどをまたいで、誰が持つ情報か分からない状況です。既存システムの知識を見つける入口として評価し、情報の作成や承認をどのシステムで行うかは別途決めます。コネクターを使う際は、接続対象、アクセス権の同期、更新頻度、除外対象を管理者と確認してください。料金は個別相談で確認します。必要な接続先と利用人数を伝え、ユーザー単価、請求周期、初期費用を含む見積もりを依頼してください。Gleanの公式サイト

Notion AIはNotionを知識の中心にしているチームに合う

Notion AIのEnterprise Searchは、Notion内のページやデータベースに加え、Slack、Google Drive、Jiraなど接続済みアプリを検索し、回答に参照元を示す機能です。検索範囲はNotion内、接続アプリ、ウェブなどから選べます。Notionのページやデータベースを日頃から使っているチームなら、検索結果をそのまま議事録、手順書、タスク管理に活用できます。公開ヘルプではEnterprise SearchをBusinessとEnterpriseプランの機能として案内し、Notion AI Connectorの設定が必要と説明しています。Notion Enterprise Searchの使い方

Notion Businessは、公式料金ページで1メンバーあたり月額相当20米ドルと表示され、公式スタートアップ案内では年払いの価格と明記されています。料金ページでは月払いと年払いを選べ、年払いは最大20%割引と案内されています。月払い時の具体額と日本での税の扱いは、契約画面で確認してください。無料とPlusではAIを試すための利用枠に限られ、継続的なAI利用とEnterprise SearchはBusinessまたはEnterpriseの対象です。接続可能なアプリやAI利用枠にはプラン上の条件があるため、検索したいデータの種類、接続方式、利用者ごとのアクセス権、追加利用枠の条件を試用前に照合します。Notionの公式料金、年払い価格の案内、プランとAI利用の説明

Guruは回答の正しさと更新責任を管理したい場合に合う

Guruは、社内ナレッジをカードなどの単位で管理し、つないだ外部ソースも含めて検索やAI回答に使うナレッジマネジメント基盤です。特徴は、情報に「確認済み」「未確認」などの状態を付ける検証ワークフローです。担当者が重要文書を確認できるほか、Knowledge Agentは利用状況などをもとに毎日検証し、必要な確認を知らせます。自動検証を使う場合も、人の責任者による最終的な正確性確認と例外判断を残します。回答根拠の鮮度や更新担当を運用として持ちたい組織で、どの情報を誰が承認するかまで設計する場合に検討しやすい製品です。Guruの検証機能と検証の運用方法

現行の公式料金ページは、企業規模や知識の複雑さに応じた個別パッケージを案内しており、固定のユーザー単価は示していません。プラットフォームに加えて、知識設計、エージェント設定、連携や導入支援、継続的な改善支援を含めて相談する形です。また、AI検索は1クレジット、生成回答も1クレジットを消費し、利用量は組織内の共有枠で管理されます。通常の検索で検索と回答生成が行われる質問は合計2クレジットとなるため、見積もりでは席数だけでなく検索回数、回答数、エージェント処理の想定も確認します。Guruの公式料金と提供内容およびAIクレジットの消費条件

PKSHA AIヘルプデスクは問い合わせ対応をTeamsで回す

PKSHA AIヘルプデスクは、社内の質問をMicrosoft Teamsの窓口に集め、FAQやドキュメントをもとにAIが回答し、必要に応じて担当者へ引き継ぐ仕組みです。有人対応の対話ログを分析してFAQを生成し、次の自動回答に活かす運用が製品の中心にあります。FAQを事前に大量作成しなくても、SharePointの資料や問い合わせ対応から知識を整備できると公式FAQで説明されています。繰り返し発生する社員問い合わせを受け付け、解決し、ナレッジ化する業務フローを作りたい場合に合います。PKSHA AIヘルプデスクの機能と導入方法

利用料金の詳細は問い合わせが必要と公式FAQに記載され、公開ページからはユーザー単価、月額か年額か、従量条件、税の扱いを確認できません。デモでは、Teamsの窓口だけでなく、問い合わせ分類、AIで回答できない場合の担当者割当、回答後のログ確認、FAQの承認と更新までを確認します。問い合わせ業務を持つ部門が複数ある場合は、対象部門ごとに受付ルールや責任者が設定できるかも見てください。PKSHA AIヘルプデスクの公式FAQ

課題から選び、導入前に運用と権限を試す

選定の出発点は、社員が「情報の場所を探す」のか、「社内FAQに質問する」のか、「正確な回答を継続的に保つ」のかを区別することです。複数アプリの横断が課題ならGlean、Notion内の知識と業務整理ならNotion AI、情報の検証と更新責任ならGuru、Teamsでの問い合わせ解決と有人対応ならPKSHA AIヘルプデスクという順で候補を絞れます。各製品の公式情報で説明される対象業務に合わせた選び方であり、同一条件での実機比較を行った結果ではありません。

試行する前に決めること

  • 対象業務と情報源を決める。手順書、規程、FAQ、チャット、チケットのうち、どの情報を検索対象にし、どの情報は除外するかを整理します。
  • 利用者ごとの閲覧範囲を確認する。一般社員、人事、管理職などのアカウントで検索し、権限のない資料や個人情報が回答に混ざらないかを確認します。
  • 回答の根拠を確かめる。回答文だけでなく参照元の文書名、該当箇所、リンク、更新日が利用者に示されるかを確認します。製品説明に引用がある場合も、実際に使う接続先と質問で検証します。
  • 答えが出ない場合の流れを決める。問い合わせを担当者へ渡す条件、受付先、回答期限、質問ログの確認者を決め、未解決のまま放置されない状態を作ります。
  • 情報の更新担当を決める。元の業務システムで直すのか、Guruなどのナレッジ基盤で確認するのか、問い合わせログからFAQ候補を承認するのかを明確にします。
  • 回答品質と運用負荷を同時に測る。正解率だけでなく、回答の根拠確認にかかる時間、担当者への引き継ぎ件数、古い情報の発見、FAQの更新に必要な作業を記録します。

試行では、実際に社員が尋ねる質問を集め、回答内容と根拠が正しいかを業務担当者が判定します。答えが合っていても参照元が古い場合、利用者に見せてよい資料でもアクセス権が誤っている場合、有人対応の引き継ぎ先が曖昧な場合は、全社展開の前に情報整理や業務ルールの修正が必要です。検索AIの導入効果は、利用回数だけで判断せず、質問者が情報に到達できたか、問い合わせ担当の作業がどう変わったか、知識を更新する人が決まったかを確認します。

料金は同じ条件で見積もる

Notionは公開されたメンバー単価を基準にできますが、Glean、Guru、PKSHA AIヘルプデスクは公式ページ上で個別見積もりです。Guruは共有クレジットの利用量、PKSHAは問い合わせ対応の範囲、Gleanは接続先や導入条件を見積もり時に確認します。比較表には、利用人数、対象アプリ、初期設定や連携の範囲、AIの利用枠、サポート内容、契約期間、通貨と税の表示をそろえて記載します。Notionの金額も支払い周期や契約地域で条件を確認し、他社の個別見積もりと単純な一人あたり料金だけで結論を出さないことが大切です。

社内ナレッジ検索AIのよくある質問

4製品は同じ用途で入れ替えられますか?

完全に同じ用途ではありません。Gleanは複数アプリの横断検索、Notion AIはNotionと接続アプリの知識活用、Guruは知識の検証と管理、PKSHA AIヘルプデスクは問い合わせ受付から有人対応やFAQ化までを主軸にしています。まず「探す」「管理する」「問い合わせを解決する」のどの業務を改善したいかを決め、その役割に合う製品を比較します。

生成AIの回答には出典や元文書へのリンクが付きますか?

Glean、Notion AI、Guruは公式資料で回答の出典や参照情報を説明しています。PKSHA AIヘルプデスクはFAQや社内ドキュメントによる回答、有人対応との連携を案内していますが、参照箇所の表示方法は利用する構成や画面で確認が必要です。導入時は回答文だけでなく、社員が根拠を開いて確かめられるかもデモで確認してください。

FAQがまだなくてもPKSHA AIヘルプデスクを検討できますか?

公式FAQでは、FAQデータは必須ではなく、SharePointのドキュメントから回答を生成できると案内されています。また、有人対応のログを使ったFAQの自動生成も説明されています。利用する資料の形式、Teams連携、生成されたFAQの承認者と公開手順は、対象業務を示してデモで確認してください。

Notion AIのEnterprise Searchは無料プランでも継続利用できますか?

継続的なEnterprise SearchはBusinessまたはEnterpriseプランの機能です。FreeとPlusではNotion AIを試すための利用枠に限りがあります。BusinessとEnterpriseのどちらが合うかは、必要なコネクター、メンバー数、AI利用枠、シングルサインオンや管理機能の要件で判断します。

公開価格がない製品は、どの条件で見積もりを比べればよいですか?

利用人数に加え、接続するアプリや情報量、問い合わせ件数、AI利用クレジット、初期設定、導入支援、サポート、契約期間を同じ前提で見積もります。GuruはAI検索や生成回答で共有クレジットを使うため想定利用量を提示します。GleanとPKSHA AIヘルプデスクも、必要な接続先や問い合わせ業務の範囲を伝え、料金に含まれる機能と支援内容を確認してください。

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